特定技能在留外国人数の進捗状況(2020年3月末時点)

20年3月末時点の在留資格「特定技能」ビザでの日本在留外国人数は3,987人であると発表されました。
2月末から1,000人近く増加したものの、政府の初年度受け入れ想定最大47,000人を大きく下回るのが実情です。

初年度は送り出し国の手続きの遅れ、4月以降は新型コロナウイルスの影響で順調に推移するまでにはまだまだ時間を要しますが、運用のグレーゾーンが存在する技能実習制度に代替する制度として必ずや広まっていくものと考えています。

【国籍別】
国籍別に見ると、ベトナムが最多の2316人で全体の58.1%を占めています。インドネシアは456人で2番目となっています。
この要因は技能実習からの移行が90%を占めることによります。

【受入れ分野別】
飲食料品製造業が1,402人で最も多く、介護は56人に留まっています。

【特定技能在留資格取得ルート】
特定技能の在留資格の取得は技能実習からの移行が3,663人と91.9%を占めています。
新たに設けた特定技能試験ルートは281人となっています。

出所:法務省「特定技能在留外国人数の公表」